EOS Kiss Mを買ってから、カメラにハマっているしおりんぐ(@shioring_u)です。
一般的なレンズは望遠側だと、F値が高くなってしまい暗いところの写真や背景ボケの写真が難しくなってしまいますよね
F値とはざっくりいうと、レンズが取り込める光の量を表す数値で、F値が小さいほど取り込める光の量が多くなります。
なのでF値が小さいほど、暗い場所での撮影に向きますし、背景をボケさせたりすることができます!
例えば以下のレンズだと、焦点距離は24mm~105mmです。
この場合24mm側ではF3.5で撮れますが、105mmではF5.6でしか撮れません。
せっかくいい条件定まったのにズームで構図変えたら、F値が勝手に上がってまた条件作らなきゃ!ってなったりします。
全自動で写真撮っていると気づくことはないですが、マニュアルや絞り優先で撮っているとこういうストレスありますよね。
そのためか最近人気のレンズはズームレンズでも、焦点距離によってF値が変動しないレンズです!
例えば、以下のキャノンのレンズです。
焦点距離が24mm~70mmで、しかもF2.8の固定!
とっても使いやすいレンズです。
でも大丈夫!APS-C用のレンズですがSIGMAから、とってもコスパが良くてかつ画質もとてもきれいなレンズが発売されています。
それがこの2本!
- SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
- SIGMA Art 18-35mm DC HSM
この記事ではこの2本のレンズの比較をしていきたいと思います。
同じく以上の2本のレンズで迷っている方や、APS-C用の新しいレンズほしいなと思っている方は参考にしてみてください!
今回の記事は基本的にAPS-Cセンサーのカメラを対象にした記事です。
なので、以下の記事で出てくる焦点距離もAPS-Cでの焦点距離なので、フルサイズ換算する場合は1.6倍してください!
また私が使用しているカメラはEOS kiss Mですので、それに装着した前提での比較も一部あったりします。
なぜSIGMA 17-50mm F2.8と SIGMA 18-35mm F1.8なのか
個人的にEOS Kiss M用に広角も撮れて、すこし望遠が撮れる標準ズームレンズで、F値が変動しないレンズ欲しいなーって思っていました。
キャノンのEF-Mマウントレンズにはそのようなレンズが無いので、キャノンのEFレンズやサードパーティも含めていろいろ探していました。
そこでいろいろグーグル検索や、YouTube、twitterなどでひたすら口コミやレビューを見ていると以下の2本が、コスパも画質も良さそうだなと思いました。
どちらもSIGMAのレンズでよく似た焦点距離で、標準ズームレンズかつF値が一定のレンズです!
レビューや口コミを見ているとどちらも抜群の解像度であり、画質も最高らしいので神レンズっぽいのですが、結構差があります。
とくに以下の点に特徴的な違いが!
- 焦点距離
- F値
- 重さ/大きさ
- 価格
- 画質
- 手ぶれ補正
以上の点について、この2つの神レンズ比較していきたいと思います!
SIGMA 17-50 F2.8と18-35 F1.8の焦点距離の違い
17-50mm F2.8と18-35mm F1.8を比較すると広角側はそんなに変わらないのですが、望遠側が50mmと35mmです。
なので、17-50mmの方が幅広い画角をカバーしており、優位性があります。
50mmまでの望遠が必要な方は、17-50mm F2.8が選択肢の一番に来るかもしれませんね。
18−35mmは結構広角側しか撮れないので、風景や自撮りには向いているかもしれませんが、ポートレートや動物・飛行機などの写真は苦手かもしれません。
SIGMA 17-50 F2.8と18-35 F1.8のF値の差
一般的にF値については、小さい方が背景はよくボケるし、暗い場所でも明るく撮れるしF値は小さい方が良いレンズです。
なのでF値については17-50mm F2.8と18-35mm F1.8では、F1.8の方に優位性があります。
ただF2.8だとボケないわけでもなく、以下の写真の用に十分にボケみ表現できています!
ただやっぱりF1.8の方がもっとボケるし、一眼レフならではボケボケ感を全力で感じたいならF1.8の方ですね!
特に18-35mm F1.8の、ズーム全域でF1.8というのは世界初のレンズで他のレンズメーカーにも殆どない技術です。
SIGMA 17-50 F2.8と18-35 F1.8の大きさと重さ
公式のカタログスペックでは重さは以下の通りになっています。
- 17-50 F2.8: 570g
- 18-35 F1.8: 810g
大きさはそんなに変わらないのですが、重さが結構変わります。
実際に持って比べても、18-35mm F1.8の方がかなりずっしりとしており、かなり重いと感じるほどでした。
軽いのに慣れているミラーレスカメラユーザーにとっては相当な重みだと思います。
レンズの大きさは以下の通りです。
- 17-50mm F2.8:83.5mm×91.8mm
- 18-35mm F1.8:78mm×122mm
カタログ上は大きさはそれほど変わらないように感じますが、17-50mmの方はズームするとレンズが伸びます。
一方で18-35mmはズームしてもレンズが伸びないという素晴らしい仕様なので、実際大きく感じるのは17-50mm F2.8のほうかもしれません。
SIGMA 17-50 F2.8と18-35 F1.8の価格について
2019/8/25 時点でのAmazonの価格が以下の通りです。
SIGMA 17-50 F2.8:28,800円
SIGMA 18-35 F1.8:71,199円
2倍以上の価格差があります!!
ここは選択の際に大きなポイントとなってくるのではないでしょうか?!
コメントやレビューなどを読む限りは、どちらも性能に対しての価格は十分安い!みたいなことはよく目にしました。
冒頭で紹介した同じようなCannonのレンズが約18万円なことを考えると、SIGMAレンズのコスパの良さがわかると思います。
SIGMA 17-50 F2.8と18-35 F1.8の重要な画質はどうなの?
18-35mm F1.8のレンズの方はSIGMAのArtラインに属します。
このArtラインというのがSIGMAのレンズ群の中でも、最高の光学性能と豊かな表現力というコンセプトです。
なのでArtラインのレンズである、18-35mm F1.8の方が一般的に画質が綺麗なのかもしれないです。
私個人的にも、やっぱり18-35mm F1.8の描写が綺麗なだなぁって思いました。
ただし17-50mm F2.8の方も十分綺麗です!!こんなに画質のよい写真が撮れて、3万円以下?!って驚きます。
それぞれのレンズで撮影した写真については、フォトヨドバシにたくさんサンプルがあるので、どちらが好きか見つけてください!
手ぶれ補正の有無
ここも大きな違いで、17-50mm F2.8の方には手ぶれ補正がついていますが、18-35mm F1.8の方には手ぶれ補正がついていません。
ボディ内手ぶれ補正が付いていないカメラだと、レンズに手ぶれ補正が付いているのはかなり嬉しいですね!
とても嬉しい手ブレ補正ですが、ソニー用・ペンタックス用のレンズには手ブレ補正が搭載されていないみたいです。。。
SIGMA 17-50 F2.8と18-35 F1.8の比較まとめ
以上の違いをまとめると以下のようなかんじになります。
17-50mm F2.8 | 18-35mm F1.8 | |
焦点距離 | 17-50mm | 18-35mm |
F値 | 2.8 | 1.8 |
重さ | 570g | 810g |
大きさ | 83.5mm×91.8mm | 78mm×122mm |
価格 | 28,800円 | 71,199円 |
画質 | Artライン | |
手ブレ補正 | 手ブレ補正あり |
どちらのレンズにしようかなーって悩んでいる方は、上記のどれを優先度高くするかから選ぶと良いと思います!
渡しの場合は、重さや手ぶれ補正の有無、そしてなにより価格差を考慮して私はSIGMA 17-50mm F2.8を購入しました!
そして17-50mm F2.8でも画質は付属していたレンズよりも遥かに綺麗!!
やっぱりEOS kiss Mに手ぶれ補正欲しいよね?
EOS kiss Mはもともと小型軽量のカメラなんだから、レンズも軽い方がいいよね?
そして半額以下で買えるSIGMA 17-50 F2.8はコスパ優れすぎでは?!
以上が決め手になった感じです。
買ってから半年以上使用していますが、超満足しています。
でもいつかSIGMA 18-35mm F1.8も購入してみたいなぁ