ボストン・コンサルティング(BCG)1次面接

ついにきました、ボストン・コンサルティング

戦略コンサルタントを目指す人なら知らな人はいない、コンサルティングファームの最高峰です。

この記事は、そんな最高峰に挑んだ人間の、中途採用1次面接体験記です。

ボストン・コンサルティングとは

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ボストン コンサルティング グループ (The Boston Consulting Group) は、1963年にブルース・ヘンダーソンやジェイムズ・アベグレンらによって設立された、アメリカ合衆国に本社を置くコンサルティング会社である。略称はBCG。

世界48ヶ国85拠点にオフィスを展開し、12,000名のスタッフを擁する、グローバルな戦略系コンサルティングファームとして知られる。世界的企業上位500社の3分の2がBCGのクライアントとなっており、マッキンゼー・アンド・カンパニーと双璧をなす。「経験曲線」や「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント (PPM)」といった経営コンセプトの開発も手掛ける。

                        wikipediaより引用

ボストン・コンサルティングといえば、マッキンゼーと並ぶトップコンサルティングファームです。

給与もブランド力もトップレベル。

幸運なことに内定を頂くことができ、そのときは年収900万円を提示されました。

ただし、色んなコンサルタントの方から話を聞く限り、競争も激しく生き残っていくのは大変とのことでした。

さらにエージェント経由で聞いたのですが、ボストン・コンサルティングは日本支社の規模を拡大しており、トップレベルではあるが狙い目であるとのことでした。

面接の事前準備

ちなみに現職でBCG の方と仕事をしたことがあるので、最初は志望動機に「一緒に仕事をしたBCG の方々の仕事振りに感銘を受けて、こんな会社で頑張ってみたい!」という志望動機にしていました。

ただ、本命ということもあり事前にエージェントの方に志望動機を確認してもらいました。

エージェントはビズリーチ経由で紹介してもらいました。

頂いたコメントは「コンサルを目指す人でありがちな志望動機。しかも入社した後にどういう価値で貢献できるか伝わりづらく、響かない」

ということで、今までのコンサルティングファーム同様に、「現職で商品開発で培った課題解決能力で、御社でクライアントの課題解決に貢献したい。なぜなら、現職で中期経営計画を定めるメンバーに選ばれたことがあり、その際に御社と一緒に働いた経験から志望致しました」

といった感じに修正致しました。

またケース面接が想定されるということもあり、もちろんケース面接対策も抜かりません

ケース面接についての徹底対策記事はこちらです↓

https://www.shioring.com/work/fermi/

一次面接の内容(ケース面接)

大阪からweb面接で面接致しました。

相手はコンサルト職の方で、30代中盤〜後半の男性でした。

いかにもコンサルタントといった感じでもはなく、普通の人でした。

まずは自己紹介と、志望動機を聞かれ、事前準備していた自己紹介と志望動機をしゃべりました。

ふーんといった感じで、あまり突っ込まれることはありませんでした。

唯一聞かれたのは、自分の開発している商品の競合品について、「あれってどうなんですか?」って聞かれたぐらいです。

そのあとはケース面接に入りました。

お題は「東京から大阪に向かう新幹線の中で売れるコーヒーの売上の個数を概算して、さらにその売上個数を上げる方法を考えてください」でした。

上で紹介した本にも載っているような定番の質問ですね。

10分席を外すので、その後プレゼンしてくださいとのことでした。

徹底的に「問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」で対策していたのでわりと余裕を持って考えられました。

東京から大阪の新幹線内でのコーヒーの売り上げは、

1日の新幹線の乗客数×コーヒー購入率×平均購入点数」で計算できます。

新幹線の乗客数は「最大輸送能力×平均乗車率」で計算でき、最大輸送能力は「1車両あたりの座席数×車両数×1時間あたりの本数×営業時間」で計算できます。

座席数はA~E席の5列が20列並んでいるので1車両あたり100人で、車両数は18ぐらいだったと思うので1本あたりの最大輸送能力は1,800人

乗車率は感覚的には、5席あるうちの窓側の席と通路側の席はいつも埋まっている感じなので4/5で80%として、本数は10分に1本ぐらい走っていると思うので1時間に6本、始発6:00から終電21:00まで15時間運行しているとすると、1日の東京から大阪の乗客数は1800×80%×6×15=129,600人です

コーヒーの購入率ですが、感覚的に1車両に1人ぐらいなので、1/100なので1%ぐらいとして、平均購入点数は同じ新幹線内でリピートする人はほとんどいないと思うので1杯と考えられます。

以上からコーヒーの一日あたりの売り上げ個数は129,600×1%×1=1296杯と推定されます。

以上のような感じでまず、コーヒーの売上個数を求めましたところ面接官の方から

「この個数から売上はどのように想定される?」と質問されましたので

コーヒーの個数約1,300杯×300円で約40万円ですね、と答えたら

「なるほどー、妥当かな」って意見をいただきました。

(妥当なのかな?w)

次にこのコーヒーの売り上げ個数をアップする方法ですが、

コーヒーの売上向上をあげるために、新幹線の乗客数については中々コントロールが難しいと思うので、コーヒーの購入率もしくは平均購入点数を上げる方法を考えます。

まずコーヒーの購入率を上げるためには、認知→欲求→購入行動のまず認知を上げる必要があります。

手段としては目視によって気づいてもらえるよう案内板を掲示することや、声がけによって気づいてもらう、さらにはコーヒーの香りを漂わせることで香りで気づいてもらう方法があげられます。

特に香りで気づいてもらうのは、同時に欲求も引き起こせるので有効な手となり得ると考えられるので有効でないでしょうか。

ここで面接官の方に「なるほど、香りで気づいてもらって買ってもらうのは非常に有効そうですね。セブンイレブンなどもそうですもんね。なんで誰も思いつかないんだろうね!!」ってテンション高めで、すごい関心されました。

次に認知されたら、購買行動に結びついてもらうことであるが、うまく購入予備軍を見つけて声かけが有効となるのではないでしょうか。

ここで、面接官から予想外の質問が

「なるほど、それでは購入予備軍を見つけるために最新のテクノロジーを使って何か考えられますか?」

ここで一瞬戸惑いましたが、そのときに自分のiPhoneXが目に入り「これだ!」って思いました。

「私が持っているiPhone Xは目がカメラに目があうと一瞬でロック解除されます。コーヒーを買いたいと思った人が次に取る行動は、視線をコーヒーの方に向けることじゃないでしょうか。

それをカメラなどで認識して、わかるようにすれば見込み客の判断ができるのではないでしょうか。」

結構無理矢理な理論でしたが、「確かにできそうですね〜」って納得してもらいました。

ありがとうiPhoneX

最後に、平均購入点数を上げる方法ですが、2時間半の中でコーヒーを2杯飲むのは難しいかもしれません。

しかしながらちょっとでもリピーターを増やすためには、2杯目以降にメリットを与えるのが良いかもしれません。例えば、価格面で2杯目は優遇されるとか、量的な面では2杯目頼んだ人に次回無料券を与えるなどが考えられるのではないでしょうか。

と解答すると

「ありがとうございます。時間も無いので今日はここまでにしましょう。次回は実際資料を読み取って詳しいケース面接してもらいます」

とのこと。

おっ、合格なのかな?って正直この時点で思いました。

面接結果

1週間経っても連絡来ないので、落ちたのかなって思っていると

10日後ぐらいに、1次面接通過の連絡が!

しかも次回は東京の本社での面接とのこと。。。

というわけで、ボストン・コンサルティング2次面接編に続きます。

https://www.shioring.com/work/bcg2report/
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