ローランドベルガー といえばトップレベルの戦略コンサルティングファーム
ボストンコンサルティングやマッキンゼーより、1ランク落ちるイメージですが、それでもトップレベルのコンサルティングファームらしく、給与もそれなりに高く、優秀な人も集まり、自動車産業に強みを持っています。
目次
ローランドベルガー とは?
ローランド・ベルガー(Roland Berger Strategy Consultants)は、ドイツ・ミュンヘンを本拠とする、ヨーロッパで最大の経営戦略コンサルティング会社。現会長のローランド・ベルガーが1967年に設立。現在、世界34カ国に50のオフィスを展開し、2,400人強のコンサルタントを擁している。
他のコンサルと違う最大の差別化点は、ヨーロッパ発祥ってことですね。
なのでアメリカのコンサルほどガツガツせず、企業文化に即したコンサルをするとかなんとか。
この辺り志望動機にうまく盛り込んで面接に臨みました。
「企業文化に則さないファクトとロジックだけのコンサルティングは机上の空論になりがちで、御社のきちんと企業文化まで入り込んでのコンサルティングが魅力的だと思いました。なぜなら、自社でのこういう経験が〜」
みたいな感じで。(強引?w)
ローランドベルガー 一次面接の内容
ここはリクナビネクスト経由でマッチングしたエージェントからの紹介でした。
珍しい録画面接という面接スタイルでした。転職活動で録画面接は後にも先にもこれだけでした。
自宅でカメラに向かって話す感じです。画面の向こうには面接官はおらず、お題がでるのでそれを喋ります
私の時は以下の3つが指示されました。
1、自己紹介を自身の強みがわかるように10分で述べてください
2、志望動機を10分で述べてください
3、日本で1年間に売れる腕時計の数を求めてください。5分間考えたあと、10分で説明してください。
まあ1、2はありきたりな感じです。
製造業に強いから、製造業出身の私の知見が生きるとかなんとか適当に喋りました。
そしてついにきた初めてケース面接、今回はフェルミ推定ですね。
ケース面接(フェルミ推定)の回答
事前にこの本2冊を読み込んでバッチリ対策済みです。
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
フェルミ推定・ケース面接対策については以下の記事をチェック!
https://www.shioring.com/work/fermi/5分かぁ、なかなか短いなと思いつつ早速取り掛かりました。
1年間で売れる腕時計の数を以下のように分解しました。
日本人口✖️平均腕時計所有本数✖️買い替え頻度
まずは日本人を年代と性別で区切って、平均の腕時計の所有本数を適当に考えました。
年齢 |
人口ボリューム |
男性平均所有本数 |
女性平均所有本数 |
|
1~20歳 |
20% |
1 |
0.5 |
0.15 |
21〜40歳 |
20% |
1 |
1 |
0.2 |
41〜60歳 |
30% |
2 |
1 |
0.45 |
60歳〜 |
30% |
2 |
1 |
0.45 |
|
|
|
平均所有本数: |
1.25 |
上の表みたいなのをテキトーに作り、それっぽい理屈をつけました。
学生はファッション感覚で男性は一人一本、女性は2人に一本所有しているでしょう。
20〜40代の若手の社会人は男女ともに1本ずつ所有していると考えられます。
40〜60代では男性では腕時計をステータスと考える人もいますし、収入にも余裕が出てくるので2本ぐらい所有していそうです。
60代以降でも、腕時計をつけなくなる習慣はあまりと思いますので、40〜60代と同じく男性で2本、女性で1本としました。
それぞれの人口ボリュームを〜20歳と21〜40歳はそれぞれ20%、41〜60歳、60歳〜はそれぞれ30%としました。
上記の表から計算すると日本人の平均腕時計所有本数は1.25本です。
これを日本人口1.3億人にかけて、腕時計の買い替え頻度はそれほど高くないと思うので4年に一度して、1/4をかけると
1年間に売れる腕時計の数は約4000万本です!(どやぁ
この時点で6分ぐらい。4分も時間余ってしまいました。。。
ここで終わっとけばいいのに、時間が余ってしかもそれっぽい数字が出たので調子に乗りました。
この4,000万本が妥当かどうか、市場規模を求めました。
ここから腕時計の市場規模を求めると、平均単価10万円として
10万円✖️4000万本で市場規模は4,000億円です!(どやぁどやぁ
4,000億円は市場規模の大きさとして妥当と思います!!!
なんて答えて10分が終わりました。
って10万円✖️4000万本は市場規模4兆円じゃん!!!!!
余計なことしてミスした!!!
何が市場規模として妥当と思います(どやぁ だよ!!!
と面接終わってから気づいても後の祭り
まあ面接終わってから実際に腕時計の年間の売上調べてみました。
2017年 日本の時計市場規模(推定)| 統計データ | 日本時計協会 (JCWA)
このサイトによると
腕時計の2017年市場規模は
数量:33.7百万個、金額8,004億円
おおお、数量は結構近い所いってますね!
ただ、市場規模は全然違うwww余計なことするんじゃなかった。
実際この統計データから腕時計の平均単価約25,000円っぽいですね。
結果
ビデオ面接から約1週間後に面接通過の連絡が!
最後盛大なミスをやらかしたが、もしかして向こうの担当者もミスに気づかなかったのかな?wとか思いつつ、次回ローランド・ベルガー2次選考!
https://www.shioring.com/work/rbreport2/