マーケティングといえば企業活動において、非常に重要な仕事です。
マーケティング施策により会社の行く末が決まると行っても過言ではない。
どんな良い商品開発しても、マーケティングが不十分なら売れません。
良いと思っているのは開発者だけで、消費者はそんなの求めてないかもしれないですしね。
どんなに優秀な営業部隊がいても、マーケティングが不十分なら売れません。
結局消費者が使いたい、買いたいと思うような商品・サービスじゃないと売れないですからね。
そんな超重要なマーケティング活動において必読の書。
「売れるもマーケ、当たるもマーケ。マーケティング22の法則」を紹介いたします!
目次
1番でなければ意味がない(一番手の法則)
この本には「マーケティング不変の法則」が22個紹介されています。
その中で最初に登場する一番手の法則を紹介します。
本書には大西洋を2番目に横断したパイロットは誰かわかりますか?みたいな問いかけがあります。
(1番目はリンドバーグ、2番目はヒンクラーらしいです。アメリカではリンドバーグはみんな知ってるらしい)
わかりにくいので、これを日本的な問いかけにすると以下のような感じでしょうか。
「日本で2番めに高い山の名前わかりますか?」
「日本で2番めに広い湖の名前わかりますか?」
この質問にさらっと答えられる人は少ないのではないでしょうか?
1番はもちろん富士山であり、琵琶湖なのですが、2番目は一般に広く知られません。
(私も答え知りません、ググってくださいw)
マーケティングもそれと同じで、一番最初に市場に出すというのはそれだけ認知度などに先行優位性があるということです。
しかしながら単純に一番最初に出すだけで勝てるほど市場環境も優しくはありません。
「一番最初に市場に出せなかった場合は、新しいカテゴリーで一番手になればよい。」
「そもそも一番最初に出すのが目的ではなく、一番最初に顧客の心に入り込むことが重要である。」
「マーケティングとは消費者の知覚を巡る戦いである。」
などが重要な法則としてどんどん登場します。
一番手の法則に面白い例が載っています。
「アメリカで一番最初に創立された大学を知っていますか?」
たぶん多くの人は知らないと思います。
でも最初の大学は思いつかなくても、アメリカで代表的な大学を思い浮かべることはできるのでないでしょうか?
大抵の人はハーバード大学を思い浮かべるのでは?
まさにハーバード大学こそ、アメリカで一番最初に創立された大学なのです。
それだけ一番最初に市場に登場するということはブランド力が桁違いということです。
ちなみにこの本はアメリカの洋書の和訳なので、こうやってアメリカの例がちょくちょく出ます。
ただ調べたら日本で最初に創立された大学は東京大学だそうです。
アメリカにおいても日本においても、一番最初に登場するというのはそれだけ知名度に優位性があるのです。
つまりここれこそ本書に書かれている、マーケティングにおいて不変の法則たる所以です。
この気付きでも、本書を読むだけですごい示唆が得られるのですが、まだ1つ目の法則です。
本書にはタイトル通り22の法則が収録されています!!
マーケティング22の法則について
本書には以下の22個の法則が収められています!
先程1つ目の一番手の法則を紹介いたしましたが、この本は最初に90年代最初にアメリカで出版されて、94年に和訳版として出版されています。
しかしながらこの書に書かれている法則は地域が変わっても、時代が変わっても不変です。
この本をおすすめしたい人
企業でマーケティング部や商品開発部などマーケティングに関わる人は必読です。
営業や企画などもマーケッターと議論する立場の人なら読む出来です。
むしろこの本を読んでいないマーケッターは話が通じないのでは?と思われるかもしれません。
それが本書がマーケティングの教科書と言われているところかと思います。
また将来マーケティングをしたいと思っている学生や就活生にも超オススメです!
特に就活生はこの本読んで、他のマーケ希望の就活生と差をつけられるのでは?!
以上、売れるもマーケ、当たるもマーケ。マーケティング22の法則の紹介でした!