この記事では、原点Oから任意の座標(X1, Y1)を結んだ線とx軸との角度をエクセルで求める方法を解説していきます!
▲この角度θをエクセルで求める方法です。
実際にマーケティングの分野でも角度を求めることができれば、原点からの距離と角度で順位付けできたりするので、便利になりますよ!
実際に、座標からの角度計算を活用するマーケティング関連記事もチェック!
https://www.shioring.com/work/cs-exel/ https://www.shioring.com/work/csbunseki/求めたい角度とエクセルでの数式は?
原点Oから任意の座標(X1, Y1)を結んだ線とx軸との角度の求め方はとっても簡単です。
エクセルのセルに以下の数式を入れると求められます!
=degrees(atan2(X1,Y1))
これで、このページに来た人の課題はおよそ解決したのでは?
この先は、この数式の解説です!
興味ある人はぜひ読んでね。
atan関数とはtanの逆関数
エクセルのatanやatan2関数とはarctan関数の数値を求める関数です。
arctan(アークタンジェント)とは、tan(タンジェント)の逆関数。
タンジェントは皆さん高校で習うと思いますが、アークタンジェント関数は理系の大学に行かないと学ばないので知らないかもしれませんね
▼タンジェントの逆関数で何故角度が求められるかは下の図を見るとわかりやすいと思います。
エクセルのatanは入れた数字に対して、角度を返してくれます。
そしてatan2は座標を入れると自動的に角度を計算してくれます。
とても便利な関数!!
しかし!この関数で求められる数値はラジアンという単位であることに注意!
そこで、見慣れた単位である「度」に直すためにdegrees関数を入れます。
すると例えば45°のような、馴染みのある角度の数字に変換してくれます。
ちなみに余談ですがsin,cosの逆関数はarcsin(アークサイン),arccos(アークコサイン)です。
実際に求めてみよう
X=2, Y=2のときの角度を求めてみましょう。
これは直角二等辺三角形になるので、エクセル使わなくても45度って直感でわかりますね。
以下の記事では実際に、座標の角度を求めて順位付けを行うマーケティングリサーチの方法解説しています!
https://www.shioring.com/work/csbunseki/